天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

2006-01-01から1年間の記事一覧

法学部

【総論】配点は英語60国語50社会40の150点満点。問題には法学部色が強く出ており、他の学部と質的な違いが見られる。記述・論述問題が多いのも特徴だが、これらは意外に易しい。科目選択では世界史がもっとも対策しやすそうであるが、日本史は古漢…

一橋大学

【総論】 センター:2次は1:3~1:4程度で学部による差はあるもののかなり2次重視。科目別の配点が学部によって大きく異なる。おおまかに言えば商・経済は文系としてはかなり数学重視、法学部は英語の配点が高く社会科学では社会及びセンター理科に重き…

プロフィール(自己紹介)

プロフィール 天流 仁志 35歳 参考書作家、桐谷さん流個人投資家、 2020年入試対応型の受験技術指導者。 ラ・サール高校出身 東大法学部政治コース卒業 著書「学習の作法」「学習の作法実践編 東大基礎力養成 中学生のための勉強法」 「親と子の最新大学受験…

東京大学(2日目)

【英語】 構成・バランス 1A要約 1B段落補充 2自由英作文 3リスニング 4A文法 4B和訳 5長文総合という構成。大問ごとの分量は年度によって差があるものの、合計するとかなり多く時間との戦いになる傾向は定着している。難易度としても全体を見ると常…

東京大学(1日目)・総論

【科目バランス】センターはスタンダード900点を110に換算。二次は440点満点で国語120英語120数学80地歴60×2。科目数の多さ、1:4と2次重視の姿勢に加え意外と社会の配点が大きいのも特徴。どの科目も水準以上の難易度。かといって近…

理科の各科目分析

物理…センター物理解法マニュアル 新課程初年度は計算すらほとんどいらない簡単な試験だった。基本概念の理解ができていればどの分野も高得点が可能で短気完成も狙える。しかし、やはり文字式の処理が多いので文系にはとっつきにくく大量失点の可能性もある…

社会の科目別分析

【地歴】満点近い高得点狙いや2次でも必要な人ほぼ世界史の一択。9割程度でいいならお好みで。いずれの科目も万遍ない出題が特徴。日本史、地理については中学までの積み重ねも重要なので注意。 日本史…詳説日本史学習ノート よくでる日本史B一問一答重要…

各科目の分析(英・数・国)

【英語】 バランス 英文は非常に易しく単語レベルも低いが、量だけは非常に多いという特異な問題構成。 配点は大学によって若干違うものの基本は長文110リスニング40その他50くらい。 東大型の対策をしていれば全く問題ない。京大型の受験生はある程…

センター利用難関私大の配点

【英・数・国の難易バランス】 英語(リスニングも)と漢文、数学1Aは非常に易しいが現代文はそうでもない。 古文、数学2Bは結構難しい。下手な2次・私大よりよほど上のレベル。 英語は大抵の場合リスニングを含めた250点を200点に圧縮する。 難…

受けておくべき模試

難関大学を目指すなら、学習がうまく行っているかをチェックし 目標までの距離を測るために全国模試の受験が欠かせません。 しかし、志望校の傾向に沿ったものでなければ学習効果も低いですし 自分の位置を確かめることができません。 その模試を選ぶ参考と…

全般的な傾向と対策

文系大学入試の最大の特徴は国語の割合が大きくなることです。 多くの大学で、国語の配点が理系の数学と同等以上のものがあります。 国語の試験がない慶応大学でも、小論文や英語の中で国語力が問われます。 難関大学の文系英語では、日本語で読んでも理解が…

文理格差神話について

理系の方が文系より学力が高いと信じている人が多いです。 特に地方に行くとその傾向が強い。 このことは確かに真実の一面を突いています。 地方の国立大学では理系の負担が大きくなるからです。 いわゆる地帝における2次試験の科目について 文系は英語・国…

このブログについて

ウェブ上には無数の受験情報が飛び交っています。 大部分は個人の経験に基づくものであり、そのまま信用することはできません。 たいてい単なる好き嫌いや学歴コンプレックスなど、さまざまな要因で歪んでいるものです。 情報の発信者の中には自社製品の売り…