天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

北大合格者数はどの高校がどれだけ減っているか

news.yahoo.co.jp

 北大の首都圏出身者増加、道内出身者の減少がニュースになっていたので、具体的に10年ほどで北大合格者数がどの高校からどれだけ減ったかをまとめてみました。

      2013  2023 増減

札幌北   126   120  −6

札幌南   112    84  −28

札幌西   115    61  −54

札幌東    98    52  −46

札幌旭丘   58    26  −32

 

 この期間で見ると東西と旭丘は半減、比較的堅調な北高でさえ減少しています。南高や西高は浪人が減った影響が結構ありそうですが、それにしても首都圏からの受験生に札幌市内の受験生が押し出されているという傾向は間違いありません。南高の中下位層、東西の上位層、旭丘のトップ層のそれぞれが首都圏難関校の中下位層や上位校の中上位層に太刀打ち出来なくなっているということです。

 ふつうに考えて、南北の上位層、東西のトップ層以外は北大志望者全体でみると学習が遅れているということです。追いつくためには、首都圏の高校生以上に勉強するしかないでしょう。