天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

お茶の水女子大学

【総論】
配点は人間社会学科が400:600(英数国200ずつ)のほか
ほぼ400:400。英語と現代文には難問が多く、差がつきにくいので
実はセンター重視の大学といえるだろう。

【英語】ランクS
和訳…神戸の最強の英文読解3
英作…大学入試英作文実践講義

和訳、長文2題、英作文といった構成であるが長文も事実上和訳中心。
そしてそのレベルは京大に迫り、首都圏では一橋と並んで最難関。
形式がはっきりしているので対策は立てやすいが、あまり高得点を狙うべきではない。

【国語】ランクS
現代文…入試精選問題集
古文…得点奪取古文
漢文…入試精選問題集

英語とは違い、わりと問題の形式は豊富。現代文にはかつての東大のような作文が含まれる。
古漢文は難しすぎるほどではないので、知識を確実にした上読解を多くこなしていれば高得点が可能。
一方、対策無しでは歯が立たないので数学以外で差がつくとすればここだと思われる。

【数学】ランクA
…1対1対応の演習。
最高レベルの英語・国語とは打って変わって標準問題・典型問題ばかりの構成。
大学のカラーが良く現われていると言える。志望者にも数学が得意な者は少ないと思われるので
このような出題ではかなり差がつくはず。