天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

比例代表 北海道ブロックの簡易情勢分析

ウィキペディアからのコピペですが、過去の選挙では以下のような得票数となっています

     民主党 自民党 新進党 新党大地 公明党 共産党 社民党 自由党 新社会党 自由連合

41 1996年 835,042 740,677 552,847 - -    396,923 - - 100,807 -
42 2000年 898,678 735,318 - -    368,198 365,061 255,319 236,301 - 17,987
43 2003年 1,153,471 876,653 - -   394,843 253,442 147,146 - - -
44 2005年 1,090,727 940,705 - 433938 368,552 241,371 152,646 - - -

前回の場合は概ね、票数が30万で1議席という計算です。
獲得議席数は 民主党3 自民党3 新党大地1 公明党1 
単純に自民党の票が民主党に流れると

民主135万 自民70万 大地 45万 公明35万 共産25万
というような結果になると考えられます。
この場合の獲得議席数は
民主4 自民2 大地1 公明1となります。
民主党が選挙区で全勝すれば比例単独候補4人も当選する計算です。
民主党北海道が内定させた、党内実力者の息子である山岡達丸も当選してしまいます。
そんなことを北海道の有権者がそう簡単に許すでしょうか?

自民党は嫌だが、山岡達丸はもっと嫌だという有権者はかなり多いでしょう。
北海道は伝統的に民主党が強いとはいえ、それは旧社会党系の強さです。
小沢一郎側近の息子を当選させるくらいなら革新系の他の野党と考えるかもしれません。
自民党支持者も、民主党ではなく保守系野党の新党大地に流れるのではないでしょうか。
そうなると、面白いことになってきそうです。

主に新党大地に票が流れる場合、例えば
民主110万 自民70万 大地70万 公明35万 共産25万
というような結果になった場合、
議席は民主3、自民2、大地2、公明1となり新党大地が念願の2議席目を獲得します。
民主党がある程度票を伸ばして
民主125万 自民65万 大地65万 公明35万 共産20万となれば
民主3 自民1 大地1 公明1までは確実ですが
残りの2議席については民主、自民、大地が接戦です。
もしかすると 民主4 大地2 自民1 公明1
となり自民は1議席しかとれないかもしれません。
そうなれば結果的に野党大勝利、与党涙目です。
民主党新党大地選挙協力は、少なくとも表向きにはこの形をが目標になるでしょう。

共産党にもある程度票が流れる場合、例えば
民主110万、自民70万 大地60万 公明35万 共産35万
となれば議席は民主3 自民2 大地1 公明1 共産1と
共産党議席を獲得することになります。
民主党がもう少し票を落として大地に流れると大変です。
例えば民主105万 自民70万 大地70万 公明35万 共産35万
となれな、まさに大混戦。
民主2、自民1、大地1までは確定ですが
残りの4議席を5つの政党が大接戦となります。
民主2 自民2 大地2 公明1 共産1と
民主党議席を減らす可能性がでてきますし
民主3 自民2 大地2 共産1と 
公明党議席を失う可能性もあります。

特定の候補を落としたいような方は参考にしてください。