天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

世襲の象徴は早々当確、一方で・・・

民主党北海道比例区の山岡候補、自民党神奈川11区の小泉候補は早々当確。
しかし、青森1区の津島候補は負けが確定のようです。
青森1区は候補者を公募した上で現職の長男を選ぶというやり方が批判され、
津島候補は党本部の公認を得られませんでした。
自民党のこの対応は当然のことだったと思います。
もしこれを認めてしまうと、ほかの公募候補も不正に選出されたと思われてしまうでしょうから。
この「候補者公認のプロセス」というのは注目してみると面白いものです。
特に地方では大金が動いているとか、大物議員の圧力だとか、政治の「汚さ」が凝縮されているとも言われ、それに触れることがタブー視されていたりします。
このプロセスの透明化は政治不信解消のためにかなり重要なポイントだと思います。

ところで「諸派」の一人って北海道比例区新党大地の鈴木宗雄なんですよね。
公明党共産党を上回って比例区での当選なので多少の違和感は感じます。