天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

大学合格実績  函館ラ・サール高校

基本情報

○学年人数 中入120 高入約110 
      ただし年によって生徒数が結構違い2008年の卒業生は186名

○入学難易度 中学前期 日能研R4 61 後期 日能研R4 54 地元枠 50以下?
       高校   駿台偏差値 47(?)
       ※ただし首都圏の私立校入試は3教科が主流なので、それらと比べると低く見える

情報公開度
年度推移が見やすいが、現役浪人や学部は見えない。「医歯系」という表示も困りもの。

2008年の主な合格実績

○東大5名(現役3・サンデー毎日より)
○国公立医学部 13名
○医学部を除く北大 16名
○道外難関国公立 16名
早慶 23名
○「その他の私立」61名
○GMARCH 計66名(3年前は35名)

分析

GMARCHとは学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政の大学群です。このほか3年前と比べると日大、明治学院大、立命館大学の合格者も激増する一方で北大合格者をかなり減らしており、ここに見られるような私立志向が函館ラ・サールの特徴といえるでしょう。私立医歯学部の合格者も国公立より多く、まるで首都圏の私立高校のようなバランスです。東京から来る生徒が増え、その影響で道内出身者も東京の私大を目指すようになったのではないかとも考えられます。