天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

英語(国公立向け)

英語は積み重ねの教科ですから、授業がわからないという場合
わからなくなったところまでさかのぼって学習しなおす必要があります。
しかし、一般的な教科書やワークでは
「なぜその意味になるのか」という肝心な部分の説明が欠けており
そもそも単語や例文に訳がついていなかったりするので
そういった使い方はできません。

授業についていくためには、前の単元までの内容について
「この単語がこの意味で、こういう文法事項が使われているから
文はこういう意味になる」ということがすらすら出てくる状態に
なっている必要があります。
そのためには、英文中に出てくる単・熟語の意味や
使われている文法内容を詳しく説明してあるテキストが必要です。
そういったテキストの英文について
「この単語がこの意味で、こういう文法事項が使われているから
文はこういう意味になる」ということを理解したうえで
それがすらすら言えるようになるまで繰り返し読む
という学習が必要なのです。

この目的で使える教材は、なんといっても教科書ガイドでしょう。
まずは、本文を読みます。すらすら正しく訳せるようなら、そのまま
次の英文に進んでもいいでしょう。
少しでもつまづく、間違うようなところがあれば、つまづいた単語や
文法事項を確認して、「 ranはrunの過去形だから走ったと訳す」
というような解説を、英文を読みながら自分でできるようにします。
文全体についてそれができるようになったら、そのまま
20回程度繰り返し読む。
余裕があれば、このときCDの発音を真似てみるとなお良いです。
この一連の作業を、今学校で扱っている単元まで繰り返せば
授業がわからないということはなくなるはずです。