天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

国語・数学

○全般的な説明
レベルは「キクタン」シリーズの表記が
気に入ったので勝手に使ってます。
Eが公立高校入試の6~7割→8~9割のメニュー。
科目によって違ってきますが
Bは概ねセンター6~7割程度のメニュー。
Aがセンター8~9割、
Sが難関入試での6割を目標とするメニューです。
1から順にこなしていくとしたら
市内で唯一の進学校に入り難関大学を目指すものの
使える授業は皆無、何十年も前の参考書ばかり渡され
途方に暮れている1年生が想定されます。
そういう学校を「自称進学校」とも呼ぶらしいですね。
上に大まかな学習内容、下が具体的な使用教材の略称。
本の正式名称は
http://myshop.7andy.jp/md_fair/chukei/glssyobo?shelf_id=03
を参照してください。

○現代文

E(エントリー・中学)レベル
語彙→背景知識→読解
トライ基本→教科書→30日

B(ベーシック・高校基礎)レベル
語彙→背景知識→解法→読解演習
トライ受験→革命→高1実況→桐原基礎→アクセス

A(アドバンスト・センター8割)レベル(センターと私大で別)
語彙→背景知識→解法→演習
漢字マスター→時事ネタ→(国公立)センター実況→システム・センター
           →(私立) 実況1・2→システム・私大
S(スーパー・難関)レベル
語彙→背景知識→解法→演習
早わかり→現代評論→(国公立)実況3→ハイ記述
          (私立)ルアイラ→ハイ私大

現代文にも基礎力と応用力があります。
基礎力とは語彙や背景知識のこと。
これらが不足していると、いくら解法を学んだところで
難関大の試験では満足な点数がとれません。
目標が見えやすいよう、レベルごとにほぼ同じ並び方で組んでいます。
読解演習本は汎用性を重視してなるべくクセのないものを選びました。
最後に駿台で締めているのは時間的なきつさを実感するためです。

○古文

E(エントリー・中学)レベル 
慣れ
まんがBON

B(ベーシック・高校基礎)レベル
文法理解→文法暗記→基礎単語→短文解釈
高1実況→文法ノート→565→インテンシブ文法

A(アドバンスト・易しめ入試)レベル
読解練習→知識問題→演習(センターのみはパス)
              (国公立)→古文上達基礎→
      読解565→(私立)おまかせ→中私演

S(スーパー。センター・難関)レベル
読み込み・背景知識(センターのみは不要)→解法・演習
読み解き→(国公立)マニュアル→マキ古→奪取→完成
       (私大)→古文上達→精選

2次で必要な人はセンターでも勝負を避けないのが普通です。
この場合、ほかの段階と読解を重ね、読み込みの量も多くします。
国語学部など2次で不要あるいは非常に易しい場合格段に負担が減ります。

○漢文
E(エントリー・中学)レベル
慣れ
まんがBON

B(ベーシック・高校基礎=センター)レベル 
句法理解→句法暗記→解法→演習
実況中継→基本ノート→センター実況中継→マ基漢

A(アドバンスト・入試標準)レベル
解法→演習
ストーリー→道場

難関レベル(現代文の語彙が先)
読み込み・背景知識→解法・演習
奪取→精選→最強
      →総演習(私立)
            
2次で必要なケースを念頭に置き
スピードをつけるためにも読解量が多くなっています。
漢文の考え方は熟語やことわざとして現在まで残っているので
それらを学習しておくことが難関レベルを読みこなすために重要です。

○数学

E(エントリー・中学)レベル
計算力→思考法
計算力トレーニング→よく出る標準

B(ベーシック・高校基礎)レベル
解法知識→応用力(※私立はほぼ不要)
グマトラ(私立)
これかる1A→黄チャート(国公立)

A(アドバンスト。センター・標準)レベル
該当レベルの理解、演習・形式慣れ
実況中継+チェクリピ(私立)
センター実況→過去問→模試問題集→桐原標準(国公立)

難関レベル
演習
合格プラス(私立)
レーニング→整数→プラチカ(国公立)