「学習の作法 中学受験・中学入学準備編」の中で算数から数学に進むとき数学用語が障害になるケースがあり、教科書を音読することがその対策になると書きました。ただ、今の検定教科書は説明が非常にていねいなことで、逆に音読用教材としては使いにくいと感じる人もいそうです。その場合、数学用語に慣れるための音読教材としてであれば体系数学(一貫校用の検定外教科書)のほうが使いやすいでしょう。完全に未習の範囲を初めて理解するときには検定教科書、その内容を定着させる段階では体系数学という使い分けるのも良いと思います。体系数学はふつうに市販されているので、英語の検定外教科書などと比べれば入手も容易です。