記事になった部分英検のレベルについてちょっと触れたところ、意外と反響があったようなのでもう少し詳しく紹介してみます。本を書くために洋書(児童書)と英検の問題を読み比べたりして調べていますので、単なる個人の感想よりは役に立つかもしれません。
英検のレベル 発達段階
5級 乳児向け絵本がある程度理解できる 〜2歳児
4級 幼児向けの絵本がある程度理解できる 3〜4歳児
3級 低学年向けのおはなしがある程度理解できる 1〜2年生
2級 こどもニュースがある程度理解できる 2〜3年生
準1級 こどもニュースがだいたい理解できる 早い子なら3年生
一般ニュースがある程度理解できる ふつうは5年生くらい?
1級 一般ニュースがだいたい理解できる 早い子なら4年生
ふつうは中2くらい?
※できない人は大人になってもできない
どの段階でも個人差はあるので、一概に何年生のレベルとは言えません。特に準1級以上になると学力の格差が相当広がっているころですからね。
週間子どもニュースのターゲットが小学校高学年くらいからなので、ふつうは準1級合格レベルというのはそのくらいだと思いますが「ふつう」は人によってぜんぜん受け取り方が違います。
英検1級のニュースがだいたい理解できるというのは、SAPIXにちゃんとついていけるレベルの子なら4年生からでしょうが、多数派の小学生には厳しいです。そして。大人になってもできないという人が一定数います。このことが「英検1級はネイティブでも難しい」という伝説を生んだのだと思います。「ネイティブの大人でもたまに落ちる人がいる」というくらいが実際のところではないでしょうか。