小学生向けの「学習の作法」が出版されました。
成績最上位層をのぞけばオンライン授業では学習効率が落ちていたらしいということを踏まえ、塾や学校に頼れないときの対処法を解説しています。
○中学受験で毎日夜遅くまで算数を勉強してきたにもかかわらず、数学はさっぱりできるようにならない
○ちゃんと塾には通っていたはずなのに、中学入学時点で難関中受験組とは取り返しがつきそうにないレベルで差がついてしまっている
といった従来から頻出していた案件に加え、
○英語が難しくなっていきなり授業についていけなくなっていた
という今年からの中学生によくある大問題を未然に防ぐ学習法も解説しています。
また、各科目とも主に4年生の効果的な先取りの方法に加え５，６年生の本格的な受験勉強の核となるような例題を掲載し、一冊仕上げ
ればその後の学習をものにするための「作法」が身につくようになっております。
もうひとつ、力を入れているのが中学受験は回避もしくは限定的にする、あるいはそもそも通える範囲に上位の一貫校がないのでそうせざるを得ないようなケースではどういう勉強をすべきかということに関する記述。
これはいずれも机上の空論ではなく、親の立場での（地方の）中学受験の経験がベースになっています。一足先に新型コロナウイルス感染症が流行していた地域で、プロの受験技術研究家は受験生の娘に何をやらせたのか。気になる方はぜひご一読ください。
