国公立大学の合格発表もぼちぼちはじまって
予備校探しが本格化する時期です。
カリキュラムに注目した予備校の選び方を考えてみました。
カリキュラムで選ぶといっても我々のようなプロがテキストを見たりしないと
ある予備校のあるコースのカリキュラムが○○大学××学部に合っているかなど
そう簡単に判断できるものではありません。
そこで、プロでなくても判断できるやり方を紹介します。
パンフレットや校舎見学で把握しにくい観点からの選び方ということになります。
おまけとしてウラ技もあげてみようと思います。
○相対的な合格者数に注目する
例えば早稲田合格者数に対して慶應合格者数が著しく少ない塾は、早稲田向けと推測できる。
早稲田志望者には薦められるが、慶應志望者にはおすすめできない。
国公立大学合格者数に対して私大合格者数が異常に多い場合、国公立志望者にはおすすめしない。
地元には強いが東京の大学についてはノウハウを持たない予備校や
私立文系に特化しているため理系や国公立には弱い塾などがよく見られるケース。
○コース名に注目する
「東大・京大英語」とか「東大・医学部数学」のように
まったく傾向の違う大学をまとめたコースを持っているということは
それらのいずれに対しても特化したノウハウを持っていないと言うことです。
また「思考力」「応用力」「弱点」といった抽象的な文言の羅列になっている紹介は要注意、
よくわからないからテキトーなことを言っているのかもしれません。
逆に、ある大学に対して「頻出のベクトルを鍛える」「差がつく和訳の添削を重視する」
といったような具体的な紹介があれば特化したノウハウを持っている可能性が高いです。
ウラ技
○模試の成績表などを持っていく
一部の予備校ではホームページで料金を公開していません。
単純に「高すぎるから」というケースもあるでしょうが成績によって料金が異なるからということもあるようです。
このこと自体は必ずしも非難されるべきではありません。
教える側からすれば、成績がいい生徒を教えるほうが成績が悪い生徒を教えるより楽だからです。
で、無料か相場より著しく安い金額を提示するのは「志望校にはたぶん合格できるからうちに入ってくれ」
極端ではないが相場より安い金額を提示するのは「第二志望には受かるだろうからうち来てほしい」
相場より高い金額を提示するのは「難関校に入れるのは無理そうだし手もかかりそうだなあ」
ということを意味しています。もちろんそんなこと口に出す営業マンはいないでしょうが。