天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

2009年センター試験の難易度について

主に英語・数学・国語のバランスについてです。
文系難関大学志望者が念頭の分析になります。

例年通り、英語と数1Aは非常に易しく、満点近い高得点者が多いでしょう。
一方、数2Bは計算量が多く文系には厳しい出題です。
東大志望でも80点取れていれば御の字と考えていいと思います。
問題は、やはり国語です。
個々の問題を見れば、難関文系志望者が苦戦するほどのものでは
ないと思われますが、文章・設問とも実質増量されており
時間を意識した学習ができていなければかなり苦しいはずです。
例年以上に波乱が起きていることでしょう。

理科や社会は大きな難易度の変化もないらしいので、
おそらく総合平均点は下がり、高得点者も減るでしょう。
センター試験が難化した年には志望を下げる受験生が多く、
強気の出願をした方がかえって有利になることも考えられます。