天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

大学合格実績の分析 北嶺高校

基本情報
○学年人数 120
○入学難易度  日能研R4偏差値 51

合格実績の公開度 
総数のみ(現役・浪人の区別や学部ごとの人数はなし)
http://www.kibou.ac.jp/hokurei/education/daigaku/daigaku.html

今年度の主な合格者数

○東大10名
○国公立医学部25名(重複可能性のあるものは除いています)
○医学部を除く北大18名 
○北大と同等以上の難関国公立10名
早慶22名
○その他の道内国公立大学6名
○「その他」の私立大学 31名

分析 

東大・国公立医学部の合格率が非常に高く、日能研R4偏差値で言えば60を超える名門校に匹敵。
その一方で、北大レベルの大学合格者数は少なく、中位層が薄いと推定されます。
早慶はそれなりですが、これだけ東大合格者がいれば重複もかなり多いでしょう。
「その他(道内が多いと思われる)」私立大学の人数からしても、
おそらく中下位の生徒は入学偏差値相応の大学に進学しているのでしょう。
しかし、入学時の偏差値が高くない生徒にとっても北嶺で学ぶことの意義は大きいと思います。
現在のところは道内で唯一、クラスから複数名東大に進学している学校ですから
モチベーションの面でかなりのプラス効果が見込めます。
また、受験情報や勉強法でもよい影響を受ける可能性が高いと思います。
なお防衛大学防衛医大の合格者が多く、事実上国公立合格者の人数が水増しされていますが
私立の新興進学校としてはそれほど珍しいことではありません。