GLS書房で大量の参考書・問題集を紹介していながら
その使用方法については書いていないものもあります。
これは「どう使うか」こそが受験技術の核心に当たる
企業秘密であり、公開できないからです。
受験勉強に関する質問は「お勧めの参考書を教えてください」
というように「何を使うか」に関することが多く、
「○○という本はどう使えばいいですか？」という質問は
少数派です。非常に残念なことではありますが、
「勉強法」マニアの成績が案外伸びない所以でしょう。
勉強法を字義通りに解釈すれば、「何を使うか」ではなく
「どう使うか」にその力点が置かれるはずです。
「何を使うか」で迷うのは参考書であっても
他の買い物と同様に楽しいですが、勉強法の核心からは外れます。
たとえ、学校で与えられた参考書が多少使いにくくても
それを正しく使いこなしたほうが、「優れた参考書」
を誤ったやり方で使うよりよほど学力が伸びます。
誤った学習法でしか勉強していないという人が
評価の高い参考書・問題集を使用したところで
学力が伸びる可能性は低いと思います。
ただし、学校の教材が性質上「正しい使い方」を
できないという場合もあり、その場合は
正しい使い方がしやすい参考書・問題集を使うことで
飛躍的に伸びることが考えられます。
「正しい使い方」「誤った使い方」について
その根拠や具体例については項を改めて述べます。
