天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

塾・予備校の選び方について

yahoo知恵袋では塾や予備校に関する相談もよく見ます。
大手の会社、特に明光義塾東進衛星予備校といったフランチャイズ教室では
同じ名前でも教室によって性格が大きく異なるので、一概にいいとか悪いとかいうことはできません。
良心的な教室に通っていた方はよい評価をするでしょうし、
そうでない教室で不快な思いをされた方は悪い評価をするでしょう。

ではどうやって判断するか。
教室に行き、張り出されている合格実績を参考にするのはひとつの方法でしょう。
具体名を挙げれば、河合塾や市進では校舎ごとの格差は比較的少ないといわれますが
代ゼミや東進では校舎によって相当な違いが確認できます。
そのほかに一般的な傾向としていい講師が集まりやすい教室というのもあります。
集団指導塾の場合、最上位のクラスが設置される拠点教室。
塾の威信をかけてトップレベルの講師を集めてくるからです。
個別指導であれば難関大学が近くにある教室。
目的にもよるでしょうが、東大生と無名大学の学生では
学力にも指導力にも歴然とした差があります。
たまには残念な東大生がいることも事実ですが、やはり東大生
人格的にもさすがに立派だと感じる保護者の方が多いようです。

可能なら避けるべき業者にも共通した特徴があります。
それはホームページ上で料金を公開せず「料金はお問い合わせください」
などとしているところがもっともわかりやすいでしょう。
はっきり申し上げますとこの場合の「お問い合わせください」
は「めちゃくちゃ割高です」という意味だからです。
絶対的な金額というよりもサービスの質に対してですね。
いくら高くても本当に質に自信をもっているならば
料金を公開しても何ら不利益になることはないからです。
むしろ透明性の高い業者として評価されるでしょう。
実際に医学部専門予備校などの場合、
一般の感覚ではものすごく授業料が高いのですが
たいてい授業料はしっかり公開しています。
本当にその料金に見合う品質があるのかは別としても
それだけ品質に自信をもっているということでしょう。

塾選びに関しては
「賢い塾の選び方」というホームページの情報が充実しています。