天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

国語(特に苦手な人向け)

中学校入学時点でもっとも大きな差がつきやすいのは国語です。
小学校では意味・内容の把握より、文字の読み書き自体を優先するため
言葉の意味まで含めて学習できていたかどうかでは
人それぞれということになってしまいがちなのです。
意味のわからない語句があまりに多いと、それが原因となって
国語だけでなく数学や社会など他教科の授業にもついていけなくなってしまう
というケースも珍しくありません。

一方で、授業についていくだけが目的なら必要な学習量は多くありません。
語句の読みと意味さえ覚えてしまえばいいからです。
使うのは語句の意味とその語句を含んだ短文を多く収録したドリル教材。
まずはページ単位・あるいは見開き単位で全ての短文をすらすら読めるまで
繰り返し読みます。
次に、意味だけを見てその語句を言えるようになるまで繰り返しチェックします。
これも、ページ単位もしくは見開き単位で全て即答できるようにすることが重要。
このやり方に鉛筆や消しゴムは必要ないので、「お勉強」に抵抗があっても無理なく出来ます。

この学習に適したテキストとして
漢字・言葉のきまりトレーニング (水王舎)シリーズや
言葉力1200(学研)
が勧められます。