天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

玄米から日本人が学ぶべきこと

私が玄米から日本人が学ぶべきと考えることは大きく三つあります。

まず、玄米は産地直送のような形式のネット通販なら白米より安いということ。
次に、健康食品と知られているように栄養バランスをとるのに大いに役立つこと。
最後に、実はデメリットも結構あるということです。

玄米はスーパー売られている少量のパックだと白米より高いのですが
 ネット通販で大量に買うと白米より安い。これは楽天市場やヤフーショッピングで「玄米」と検索してもらえれば一目瞭然です。スーパーで高いのは単に流通コストの問題なんですね。単純に重いものを運ばなくて済むという点からも米のネット通販はおすすめです。
 「年収100万円の豊かな節約生活」でも北海道産の高級ブランドである「おぼろづき」のネット通販を利用していると紹介されています。実は私も「おぼろづき」の玄米を食べています。ちなみに、北海道は涼しく害虫も少ないため、その分使用する農薬が少なくて済むようなので健康を気にされる方には特におすすめです。
 流通コスト、運ぶ労力、そしてそもそも害虫という問題の少ないところで作れば問題に対処するためのコストも少なくてすむ。いずれも日本人が軽視しがちですが、これからの世の中大切な視点だと思います。

 玄米の栄養価についてはあらためて説明するまでもないと思います。含まれている栄養素の種類が非常に多いので、主食とすることで多くの栄養素の必要量を満たせます。玄米を主食にしていれば栄養バランスを保つためにさほど多くの種類の食べ物がなくてもいいということになります。極端な話、玄米の卵かけご飯とビタミンCのど飴だけでも主要栄養素を十分摂取できてしまいます。玄米にはデトックス作用もあるので、これは同時に玄米が主食なら副食の栄養バランスの制約が大きく減るので、好きなものばかりを食べても健康でいやすいということも意味しています、
 ベースとなる機能しっかりしていれば複雑なオプションはそんなにいらない。オプションばかりに気をとられたり、人を減点方式で評価してしまいがちな日本人が学ぶべき発想です。

 最後にこれだけ優秀な玄米でもデメリットが少なからずあるということ。まず、玄米をおいしく炊くには白米より多くの水が必要なので、より多く電気を消耗してしまうことです。エコにこだわるなら少ない水で炊ける無洗米のほうが優れていると思います。
 そして、玄米は食物繊維が多いので良く噛んで食べないと吸収されにくいです。炊事・食事時間ともに長くなってしまうということです。
 さらに、玄米の強いデトックス作用が場合によっては必要な栄養素まで排出してしまうとも言われています。体調が悪いときなどはあまり食べないほうがいいかもしれません。

 うまい話には簡単に飛びつかず、冷静にデメリットやリスクも評価する。これもまた、多くの日本人が苦手にしているもの本来は常日頃から持っておくべき意識だと思います。