天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

日本語教育能力検定 文法・リスニング対策

文法の問題は明確に解き方のパターンがあります。
「活用させてみる」「助詞を補ってみる」といった変化をさせ、
一つだけ変化しないものが正解だ、という具合です。
これはパターンなので、それをシャドウティーチングで覚えてしまえばいいのです。

リスニングでは「学習者がどう間違っているのか」を指摘する問題があります。
これはシャドーティーチングの訓練がモノを言うので学習により差がつきやすい分野といえます。

まずは発音表(調音表?)を書けるようにしておくこと。
教科書にも「加賀は難攻、火矢で後攻」などという語呂が乗っていますので、それを利用するといいでしょう。
表の実物を載せてくれているブログもあります。
http://d.hatena.ne.jp/pazar-B/20100924/p2

これを前提に、リスニングの試験が始まったら余白にこの表を書きます。
放送中には、どこをどう間違って発音しているのかをメモして、この表とつきあわせれば答えがでます。
メモはたとえば「たくさん べんきょうしました」を「べんきょうスィました」と発音している場合、
「しました」の「し」の下に「スィ」と書いておきます。
発音表の「し」と「スィ」ではどこが違うのかを確認すれば、それが答えです、
他の問題でも、発音や文法のおかしい部分をメモしておけば、落ち着いて解答できます。
「メモのとり方」という受験テクニックによって点数が変わってくる可能性が高いと思います。