天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

今年の東大入試

河合が数学をやや難化、英語が予備校間で割れていますが
概ね昨年と同様に数学で差がつきやすい問題だったかと思います。

整数・確率など必出分野の対策はもちろんのこと
とっつきやすように見えて実は計算や場合分けが難しいとか
逆に難しそうで実はあっさとける見掛け倒しの問題に
きちんと対応できているかで勝負が分かれるでしょう。

ほかの科目では英語の理系的文章への対応、
地理選択者は時間配分がポイントになったかもしれません。

ただし国語は採点が非常に厳しく、社会は逆に甘い(とすればですが)
英語は2年前以前と比べれば量が少ないので
数学以外の科目は相対的に差がつきにくいバランスです。

もちろん、それの科目も苦手(センターで苦戦するレベル)
では大きく差をつけられてしまうでしょうけどね。