「理系編」は文系編のマイナーチェンジ程度に見えるかもしれませんが
文系と理系とでは科目バランスや優先度が違うため、内容が大きく異なります。
文系志望者が読むと混乱してしまう可能性がありますので
文系志望の受験生の方は読まないことをお勧めします。
「文系編」でも文系で使う範囲内なら理系科目の情報量も十分です。
同様に理系受験性の方にも「文系編」を読むことは勧められません。
「理系編」にもセンター対策など文系科目の情報は十分収録しています。
また、理系の立場で受験しやすい文系学部の情報も載せています。
文系・理系両方の生徒を教えられている指導者の方や
両方のお子様をお持ちの保護者の方にのみ、二冊の比べ読みをお勧めします。
なお、文系か理系か迷っている、両方を視野に入れているという方には
「進路図鑑」( 光文社)がおすすめです。
この本を見てある程度イメージができてから
「文系編」または「理系編」で詳しい受験事情や勉強法を知る、
という流れがいいでしょう。