たまには政治コース出身らしく選挙の話でも書いてみようと思います。
ただし、受験に関することのようなマニアックな内容は期待しないでください。
また、あくまで初歩的な情勢分析ですので特定の政党や候補者への肩入れもしません。
さらにこの記事では白々しく政党以外の団体名を全て伏せます。
報道されている通り自民党は敗北し、与野党逆転の可能性が高くなっています。
それを既成事実とした上で組織票がどう動くか。
まずは今まで自民党支持を支持してきた各団体。
「与党でない自民党には用がない」とばかりに民主党に寝返る団体も出てくるでしょう。
この要素からは民主党が有利です。
同じく、公明党を支持する団体も
「泥舟・自民党にこれ以上付き合いたくない」ことから自民党候補への票を減らす可能性があります。
この要素からは民主党が有利です。
一方で、民主党の支持団体はどうか。現状では民主党と距離を置く理由がありません。
強力な組織票を持つ共産党は候補擁立を断念する小選挙区が増えます。
共産党を支持する団体はほかの党から選ぶなら与党よりは野党でしょう。
この要素からは民主党が有利です。
対外強硬策を唱える幸福実現政党の候補は都議選で0.5%程度の票を獲得しています。
支持団体は今まで基本的に自民党候補を推すことが多かったそうです。
大勢に影響を与えるような数でないとはいえ、接戦ではその票が抜ける分だけ
自民党が不利になる可能性もあります。
北海道独自の組織票として、「ムネオ票」があります。
前回衆議院選挙の比例区で新党大地は公明党を上回る率で得票した勢力。
その大地が民主党との選挙協力(票取引)を明確に打ち出したので
小選挙区での「ムネオ票」は民主党に流れるでしょう。
ここまで見てきた組織票の動きから考えると、やはり自民党は相当の苦戦が予想されます。
しかし、民主党も決して安泰ではありません。
次回は民主党敗北のシナリオを書くつもりなので期待してください。