天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

漢字・語彙・背景知識

中学入試まんが攻略BON!慣用句・ことわざ

まつもとよしひろ/〔ほか〕まんが 、学研
価格:1,050円

このくらいの言葉の知識はつけておいたほうがいいでしょう。


言葉力1200 文章が読める!わかる!書ける!

中学受験専門塾アクセス国語指導室/監修 、学研
価格:2,100円

小学生向けとしてはかなり優れている語彙力養成テキストです。問題の形式はやや不自然ですが、3周もすれば自然に基本的な語彙力が身につくでしょう。


出口式・中学漢字トライアングル 高校入試 基本編1400

出口汪/著 、水王舎
価格:788円

まさに中学基本レベル。知らないと恥ずかしい言葉ばっかりだから、まずは一通りチェック。全部意味も載っているので、一時の恥をかくこともない安心感があります。これが難しいならもう小学校の復習から。この本がおおよそ漢検4級に対応しています。お受験の勉強よりこの資格をとっておく方がよほど将来の役に立つので、本当に志の高い小学生にはお勧めです。


出口式・中学漢字トライアングル 高校入試 受験編1900

出口汪/著 、水王舎
価格:840円

漢字検定3級レベル。「受験編」となっていますが難関私立向けです。国公立の場合はせいぜい4級レベルまでが中心なので基礎編で足りるでしょう。慣用句や四字熟語も収録されており、難関校の読解に役立つ内容です。


2級漢字学習ステップ 文部省認定漢検

日本漢字教育振興会/編 、日本漢字能力検定協会
価格:1,260円

国語の配点が高い難関校を受けるならやっておきたいというレベル。今は改訂されて使いやすくなってる。書けない字を繰り返し書けば2級に受かる。2級は世間的に通用するし、国語の試験で確実に取れる点があると精神的に有利だから効果は高いと思う。



高校受験必須現代文・難語1500 語彙力増強ドリル

アーバン
価格:1,470円

お受験界で有名な「難語」の高校受験バージョン。値段はやや高めですが、難しい文章の読解に役立つ語が収録されており難関私立向けの暗記帳として十分な内容となっています。


出口の現代文革命ゼロからの解法てほどき 大学受験現代文

出口汪/著 、ナガセ
価格:1,050円

ゼロからということで高校入試問題から始まっています。出口本のなかでは、唯一まともな本文解説がついているので高校入学前に読んでおくのに適します。やはり、クセがあるので予備校では別な本を使いますが独習用としては目を瞑らざるを得ません。


ほんとうの「国語力」が身につく教科書 国語力検定オフィシャルテキスト

Z会国語力研究所
価格:1,890円

改訂版が出ました。前半では名作とその名シーンを、後半では言葉に関する知識と読解に必要な話題の背景知識を同時に解説しており、質量ともに非常に充実しています。ぜひ保護者の方に読んでほしいクオリティ。対象とされる10代前半の子どもが完全に一人で読むには難しすぎますると思いますが、使いこなせば国語の学力だけでなく最近の若者に欠けているとされるコミュニケーション能力の大幅アップも期待できます。あえていやらしい言い方をすれば、普通の子をうちの「東大クラス」にふさわしい知的な生徒に育てるための切り札として使用する予定です。


 現代文最重要語句暗記いらずのらくらく練習帳 熟語・慣用句・評論語句・外来語

森永茂/著 、学研
価格:819円

クイズ形式でいまさら人に聞けない日本語の使い方を学ぶことができます。解説が適度の量とわかりやすさを備えているので使い勝手もなかなかのもの。著者の森永氏(河合塾)は初学者向けでは伝説の名著もある、入試現代文界随一の良識派


生きる漢字・語彙力

霜栄/著 、駿台文庫
価格:945円

大学受験に必須レベルの漢字・語彙力を一冊でカバーした本。新興進学校などで学校採用も増えてきているようです。東大志向が強い名門校だと本格的な受験勉強開始時点(つまり高校進学時点)までにこのレベルは学習させているケースも多いので、高校受験者の場合春休みにやっておきたいテキストの筆頭に数えられます。


入試漢字マスター1800+

川野一幸/共著 立川芳雄/共著 晴山亨/共著 、河合出版
価格:800円

入試頻出漢字を意味つきで多数収録した良書。ある程度漢字に自信がある人は、これ一冊を潰せば大抵の漢字問題で合格点が取れるようになると思います。一般的な入試レベルの網羅性は高いですが、それより低いレベルは漏れているので、苦手な人は基本的なものを一冊仕上げてからの方がいいでしょう。逆に言えば的中率が高いので直前チェックにも便利。有名私立進学校でも指定テキストになっていることが多いようです。


ことばはちからダ!現代文キーワード 入試現代文最重要キーワード20

牧野剛/〔ほか〕共著 、河合出版
価格:861円

ある程度文章を読んできたけど、難解な評論は苦手だという人向け。有名私大の文学部など一部難関大を除いてはここまでで十分です。キーワードと背景知識が短期間で整理できます。教養タイプの小論文対策にも使えるでしょう。これよりもかなりとっつきにくいですが、ある程度の知識はあってさらに本格的に知識をインプットしたいトップレベルの受験生にはZ会の「現代文キーワード読解」を勧めます。文章のテーマによって得点のバランスが大きい人が安定感をつけるのにもいいでしょう。このあと文章をもっと読みたい難関大志望者は駿台の「課題文集」に進みます


小論文の時事ネタ本 人文・国際・情報系編

神山睦美/著 、学研
価格:1,050円

小論文の対策本ですが、現代文で必要となる背景知識がかなりわかりやすく解説されています。中学国語と高校現代文の間のギャップを埋めるのに最適でしょう。もちろんやさしい小論文問題対策としても有効です。


課題文集頻出現代文を読む

二戸宏羲/著 、駿台文庫
価格:840円

ちからダくらいをマスターした後に背景知識を増やす本。話題によって読めたり読めなかったりする人が問題演習に入る前に読み込んでおくと良い。漢字や語句の知識も補充できる。内容は本格的である程度力がないと読めないが、文章が長くないので計画を立てやすいし、それだけエッセンスを凝縮しているとも言える。要約対策にも便利。小論文対策をしたい人はこの後に実戦度に優れたZ会のシリーズが良いでしょう。