天流仁志の受験情報ブログ

東大法学部(政治コース)卒、受験戦略研究の専門家です。最近「参考書じじい」としても活動を始めました。ノウハウの大部分は「学習の作法」を始めとする著書で公開しており、本ブログは今のところその補完的な位置づけとなります。趣味の選挙の話もたまに書きます。

現代文背景知識とインテリ用語(本格学習レベル)の新しい参考書

 現代文の背景知識や用語は、いきなり本格学習レベルだと難しい言葉ばかりでまるで宇宙語のように感じてしまう人も結構います。

 したがって、中学入試などで本格的に学習してきた人を除けば、ハイブリット型として紹介した「マンガでわかる」の基本編か、レベルを絞り問題・解説ともに充実した「ジャンプアップノート」をあたりから入るのがおすすめです。

 

 

 

 

 ここからの本格学習は、学校で配られるような辞書型参考書で学習できるひとならそれでいいでしょう。ただ、実際問題として現代文はある程度早く読まなければいけないので文脈型(速単型)を学習しておくべき場面が多いですし、知識問題対策としては問題集のほうが便利です。

 文脈型でもっとも扱いやすいのが「現代文のコア」。より問題の解き方に踏み込んだ同じ著者の「鉄板問題集」も文脈型の参考書として使えます。「マンガでわかる」が気に入った人なら同じシリーズの発展編がいいでしょう。こちらと同じ著者の「基本用語から最新概念まで」は難しいのですが、読み上げ音声つきという特徴があるので視覚優位タイプでない人には意外と効果的かもしれません。

 

 

 

 

 私大対策で重宝する問題集タイプとしては、日東駒専レベルくらいまでなら現代文単語以外の分野も覚えられる「即戦ゼミ」がいいでしょう。現代文単語に絞ったものでは、東進の「一問一答完全版」が発売されています。「完全版」にはテーマ解説もあるので、一通り学校教材で勉強してきた人のまとめの1冊としても便利そうです。

 

 

 

 現代文用語、キーワードだと個人的には「マンガでわかる」シリーズ推しですが、ほかにも特徴のある本が続々出てきているホットな分野ですね。