北嶺中の社会は明確に大学入試を意識した重要分野を重視しています。
時事問題と世界地理や外交史など世界に関する分野です。これらをしっかり対策しましょう。
一方、これぞ平成の中学入試といった感じのいやらしい一般常識クイズ的な出題もあります。北海道ローカルな問題もよく見ますが道民だからといって簡単に解けるかというとそうでもなく、わかりそうでわからない絶妙ないやらしさの問題も多いのです。特に漢字指定の使い方がいやらしい。
こちらは無理に対策しなくても良いのではないでしょうか。参考までに、私がいやらしさを感じた問題の答えをリストアップしておきます。対策しにくいものが多い。日程的に最初の入試になる受験生が多いというのに、初っ端から書けそうで書けない漢字で心を折りにくる出題はさすがに意地悪というものではないでしょうか。そういう出題をしてくる学校だと熟知した上で受験してくる子が有利になる出題にしたいのかもしれませんが・・・。
2020年 1の(2)で宝塚(漢字指定)八幡製鉄所(漢字指定)伊勢(漢字指定)
永田町(漢字指定)
ちなみにこの年「岐阜」「鬼怒川」は漢字指定なしで出題
2019年 1の(1)で新潟(漢字指定)宗谷(漢字指定)
2017年 倭(漢字指定)小林一茶(漢字指定 ※漢字指定なので松尾芭蕉や与謝蕪村ではなかろうと判断できる)
一方、次のような常識語・ローカル用語も出題されています。こちらは対策しなくても多くの受験生が正解しているだろうと思われます。受験勉強ばかりして非常識な受験生が不利になるような出題と考えればいい問題だと思います。世界という重要テーマにも重なるので、ここに出てくる人物を知らないようならマンガを一冊読んでおくといいでしょう。
2018 ライト(兄弟) マルコ・ポーロ